2024年2月のお知らせ
『日足?4時間足?どの時間足で分析すべき?ドル円、ポンド円、ユーロ円その後』をセミナー受講者様へ配信致しました。ご確認お願いします。FXチャート解説
今週1週間のドル円15分足チャートです。水曜日までは何も考えずにロングしていればよかったですね。木曜日もテクニカル通り丁寧にタイミングを計ってロングしていれば損はしなかったかと思います。それでは1時間足を使ってどのような相場環境だったのか確認してみます。
先週の後半、何度も止められた青のライン上で大きな攻防があり高値引けで終わりました・・・この状況、というか解説・・・どこかで聞き覚えありませんか?
はい、先週、先々週の解説と同じですね。黄色い丸でマークしましたが、3週連続して高値引けで終わっています。しかし今週は・・・?
高値圏ではありますが、前の週と比べると少し弱いですね。金曜日の指標による下落に対してはいってこいになってますが、水曜日の高値までは届きませんでした。
それではここで上昇が終わり、下落に転じるのか?それはもちろん誰にも分かりませんが、上昇圧力が弱まっていることは確かです。ここは短期足で見ると分かるのですが、その解説は後回しにします。
話を戻しまして、上昇圧力が弱まっているとはいえ、すぐ上には昨年来の高値152円が控えてますよね。その手前には150円キリ番も控えています。このゾーン、めちゃくちゃ意識されてますよね。
これらの事実から想定できることは、これまでの上昇圧力とこの分厚い壁との攻防がこれから始まるということなので、短期のトレーダーはそれを利用して稼げばよいと。
さて、後回しにしていた今週末の値動きについてですが、テクニカル通りであれば黄色いラインでサポートされ再び高値更新・・・かと思いますが、実際にはそうならなかった。ここにテクニカル分析の神髄があります。前回のタイトルと被りましたが。
テクニカル分析の目的はテクニカルが機能することを前提に近い将来を予測し、そこに賭けてお金を稼ぐ訳ですが、テクニカルが機能しなかったときも同じです。
言ってる意味が分かりませんか?
テクニカルが機能しなかったとき、初心者は
「あ~あ、ダメだったか・・・」「なんで機能しないんだよ!」
で終わってしまいますが、これは非常にもったいない。テクニカルが機能しなかったということは、そこにテクニカルを打ち砕くような強い力や意思が働いていた可能性が高いからです。
もちろん金曜日の急落は英独の指標発表によるものと考えるのが自然ですが、ここでは普遍的なお話をしたいので指標については置いておきます。で、話を戻しまして、テクニカルが機能しなかったときには是非
「なぜ機能しなかったんだろう?」
と、一度冷静になってチャートを再分析する習慣を身に着けてみてください。今まで見えなかったものや気付かなかったことが見えるかも知れません。
多くのトレーダーがやりがちなのは、テクニカルが崩れているにも関わらず、チャートの左側を一生懸命分析し、強引にラインを探したり、新しいインジケーターを重ねたりして根拠を捏造し、あたかもテクニカルが機能していたことにしてしまうことです。そして・・・
「今回の場合はこのテクニカルが機能していたのかぁ!」
と納得します。チャートに無数のラインやインジケーターを表示している人いると思いますが、あれはこのようなドツボにハマった人たちです。常に何かしらのテクニカルが機能していないと気が済まない、ある種の完璧主義者ですね。
「テクニカルが機能しないこともある」・・・これが許せない。受け入れられない。何故なら、そんなことが起きてしまうと毎日安定的に稼ぐという夢が壊れてしまいそうだから。
FXの世界には24時間365日機能する普遍的な法則や共通点があるはずだ!いわゆる聖杯ってやつです。
違うんですね。もちろんそのような聖杯があり、それを知ることが出来れば安定的に稼ぐことは出来るでしょうが、インディージョンズのようにそんなものを追いかけるより、テクニカルが崩れたことを素直に受け入れ、それまでの分析を一旦リセットして再分析して稼ぐ方がよっぽど早いです。
で、今回のチャートに戻りますが、テクニカル的には耐えるべき黄色のサポレジラインに耐えられず一直線で急落しましたよね。金曜日。
急落の前の値動きにしても、前日木曜日の乱高下が作った高値に止められています。その後、黄色のサポレジラインを下抜けたのでテクニカルが崩れたと判断する訳ですが、それと同時にそのスタート地点でもある急落前の高値(=急落前に止められた場所)が意識されるようになります。
急落により黄色のサポレジラインを抜けるときに攻防があれば話は変わってきますが、今回はそうならなかったので上側の黄色いラインに注目することになります。
何故ならそこで大きなマネーが入ったからです。セミナーの内容と被るのでこれ以上詳しく言えませんが・・・
直近の流れは上昇。152円の高値をまだ十分にトライしていない。急落は指標による一時的な物っぽい・・・
などの要素を重ね合わせ、更に短期足を観察してタイミングを計ればこの指標によるいってこいを獲ることが出来たかと思います。目標はもちろん急落が始まった場所ですが、途中で半分決済して利益を確保しておくとより成績が安定します。
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