植田日銀総裁の為替介入とドル(フィアット通貨)の終焉2023年12月4日~8日

2024年2月のお知らせ

『日足?4時間足?どの時間足で分析すべき?ドル円、ポンド円、ユーロ円その後』をセミナー受講者様へ配信致しました。ご確認お願いします。

FXチャート解説

ドル円15分足
今週の後半は植田日銀総裁の発言による影響で、為替介入のような値動きをしました。所謂口先介入ってやつですね。

しかし急落後、大きく戻っていますのでその効果は限定的。再び円高に振れ、いよいよとなったら本当に為替介入するかも知れませんので警戒が必要です。今回の口先介入がその伏線、予行演習とも考えられます。

財務省(外国為替資金特別会計)と日本銀行が保有している外貨準備高は10数年前中国に抜かれましたがそれでも世界第2位で、対外純資産に至っては世界一です。また外貨準備の内訳は主に米ドル債(米国財務省証券(米国債))なので、ドル売りの為替介入ならいつでも余裕で履行することが出来ます。

既にご存知かと思いますが、覇権国家アメリカの通貨であり、オイルマネーであり、世界の基軸通貨である米ドルの権威が失われつつあります。ここまま行くとドルの価値がどんどん下がっていくのは明々白々で、だったら今のうちにドル建ての国債なんか処分してしまった方が得策だと考えるのは自然なことかと思います。もちろんやり過ぎればアメリカが内政干渉してくるでしょうけど。

本当にドル覇権は終わるのか?例えばドルの金利(フェデラルファンド金利)・・・FXをやってる方にはスワップと言った方がいいでしょうか。高いですよね。何故でしょうか?ドルが流出するのを防ぎたいからですよね。ドルの価値が下がるのを防ぎたいからですよね。

それでは金(ゴールド)の価格はどうでしょう?2015年頃から上昇し続けてますよね。何故でしょうか?ドルを始めとするフィアット通貨の時代が終わるのではないか?少なくとも価値が激減すると思ってる人がある程度いるからですよね。

78年周期のシナリオとか金融リセットという言葉を聞いた事があるかと思います。ご存知ない方はちょっとググってみて頂きたいのですが、2024年が丁度その78年周期に当たります。日本の紙幣が新札になりますよね。渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎・・・でしたっけ。

都市伝説界隈ではその78年周期のシナリオと新札発行に何か関係がある!と色々妄想を膨らませています。

さて、このままですとチャートが見づらいので口先介入の部分は削除し、先週木曜日からの15分足に切り替えます。赤の縦線右側からが今週のチャートです。

今週前半は先週末の急落を基準にひたすらショートを仕掛けていれば特に問題ありませんね。そして週末は日銀総裁の発言で特大ボーナス!ポジションを持っていれば・・・ですが。

デイトレードで後半の急落を獲るのは難しいですが、スインガーなら前日のショートポジションが少し残っていて「ラッキー!」となった人もいるかと思います。

そう、つまりこの急落はラッキー以外で獲ることは殆ど不可能。どんなにチャートを分析しても、植田さんとお友達であったとしても・・・です。どこまで下がるかは植田さん本人にも分からない筈です。

なので、この部分のチャートを分析するのは時間の無駄になりますので「どうすればこれを獲れたかな・・・」とか考えるのはやめましょう。

そんなことより値幅は小さくても確実に獲れそうなところを分析し、共通点を発見することに労力を使うべきです。

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