大きく稼いだ後に負けてしまう理由と収入を安定させる手法2023年10月16~20日

2024年2月のお知らせ

『日足?4時間足?どの時間足で分析すべき?ドル円、ポンド円、ユーロ円その後』をセミナー受講者様へ配信致しました。ご確認お願いします。

FXチャート解説

ドル円15分足
火曜日のオーバーシュートをすべて表示するとチャート全体が縮んでしまうため149.30円で切ってあります。


さて、このままでは状況が分かりませんので1時間足を確認します。

今週の状況は先週木曜日の【キー】が全てです。現在、10月3日の高値~安値に支配されている訳ですが、その中での小競り合いで買い方が勝ちました。それが【キー】です。

その後ゆっくり落ちてきておりますので、まずはそのキーが作った高値まではロングで攻められるという状況、それが今週の前半です。

それが分かれば、後は「具体的にどこでロングするか?」の詳細を詰めていくだけですね。

それを踏まえて15分足を見てみましょう。元々上昇トレンド中だったのでロングに優位性があるのは言うまでもありませんが、先週、先々週に引き続きトレンドが出難い相場であることも考慮してトレードします。


先週の記事でこう書きました。
今週も先週に引き続きトレンドの出難い相場を利用し、ちょこまかと稼ぐことが出来たのではないかと思います。こういう状況の時、「損小利大だ!利を伸ばそう!」とすると乱高下に巻き込まれ、途中で含み益が無くなってしまったり、利益確定までに時間が掛かったりします。利を伸ばそうとする姿勢は大事なのですが、それよりも勝率を重視し、損小利大にならなくてもいいからサクッと利益確定すべき局面もあるので是非使い分けてみてください。

大きく稼いだ後に負けてしまう理由

今週の値幅は火曜日の例外を除けば平均40pips程度です。後半は30pipsしかありません。デイトレードでは値幅の半分取れれば一流の部類に入ります。

初心者なのに値幅の端から端まで取れた!頭と尻尾を食ってやった!

ということもありますが、それで有頂天になっているようではやはり素人なのです。

そのような可能性が低く難易度の高いギャンブルトレードに夢中になることなく淡々と値幅の真ん中辺をサクッと浚っていくのがプロです。

利益確定した後に伸びても何も感じません。エントリータイミングももしかしたら素人より遅いかも知れません。

素人は落ちているナイフを「えいっ!」と掴むことがあるので、運が良ければ大底をキャッチし、大きく獲れることがあります。そしてそれを自分の実力だと思いたがります。

これが非常にまずい。大きく獲れてしまうとドーパミンが分泌され快楽報酬系が刺激され、「またあの時の快楽を!」となってしまいます。典型的なギャンブル依存症ですね。

収入を安定させる手法

いつも言ってますが、大きく動くかどうかを事前に知ることは出来ません。特に現在のような相場環境では値幅を考慮し20pips程度をコツコツ稼ぐのが成績を安定させることに繋がります。

「じゃあ大きい動きは全て捨てるんですか?」

違います。これも私がよくやっているように分割決済などで対応することが出来ますよね。ポジションの一部を早めに決済し、残りで伸ばすことにチャレンジする・・・

これをするための手法なのです。そもそもエントリーした後、含み益が発生しなければ分割決済も何もありませんよね。

つまり、今回のタイトルでもある収入を安定させるコツは「これから大きく伸びるぞ!」というポイントではなく、「取り敢えず少しでもいいから反応して含み益になる場所」を探すことに集中することです。

その後に大きく伸びるかどうかは運に任せるしかないのです。何故なら大きく動くためには大きなマネーの流入が必要であり、それを事前に知ることは出来ないからです。

しかし反応しそうな場所を知ることは出来ます。それを言語化・視覚化したものが、いわゆる稼ぐための手法と呼ばれるものなのです。

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