高勝率トレードの罠!損小利大は正しいのか?2023年10月9~10月13日

2024年2月のお知らせ

『日足?4時間足?どの時間足で分析すべき?ドル円、ポンド円、ユーロ円その後』をセミナー受講者様へ配信致しました。ご確認お願いします。

FXチャート解説

今週のドル円は30分足で表示します。赤い垂直線の右側が今週です。

今週も先週に引き続きトレンドの出難い相場を利用し、ちょこまかと稼ぐことが出来たのではないかと思います。

こういう状況の時、「損小利大だ!利を伸ばそう!」とすると乱高下に巻き込まれ、途中で含み益が無くなってしまったり、利益確定までに時間が掛かったりします。

利を伸ばそうとする姿勢は大事なのですが、それよりも勝率を重視し、損小利大にならなくてもいいからサクッと利益確定すべき局面もあるので是非使い分けてみてください。

但し、その場合でもリスクリワード比は1以上を保ってください。

「ストップを大きく取って勝率を90%ぐらいにして細かく稼ぐのじゃダメなんですか?」

と言われたら、『ダメじゃないけどお勧めできません』と答えます。トータルでちゃんと利益を残せているなら、そのやり方を続ければいいですし、私の出る幕じゃありません。

それで結果を出せている人の話は置いといて・・・では、どうして超高勝率トレードはお勧め出来ないのか?それは無駄にトレード回数が増えてしまうからです。

デイトレードで勝率90%を超える・・・それって要するにスキャルピングですよね。ストップを10pips、リミットを1pip・・・みたいな。

これの何が問題なのか?と言えばコストです。スプレッドコスト。取る値幅が小さければ小さいほどそのコストが重く圧し掛かってきます。

株のように1取引500円・・・のような手数料を支払ってないので余り気にしてない方もいらっしゃいますが、みなさんはスプレッドという形で毎回手数料を支払っています。

たまにスリッページと言うイヤ~なコストも支払っています。エントリーした瞬間ってマイナスからスタートしますよね?

スプレッドが1pipですと、10万通貨でエントリーした瞬間1,000円の含み損からスタートしますが、それです。手数料。

10万通貨でロングし、11pips上昇した後利益確定した場合、1.1万円の利益と1,000円の手数料ってことになりますので、約9%のコスト。21pipsだと2.1万円なので、約4.7%のコスト。

ってことなので、取る値幅が小さければ小さい程、回数が多ければ多い程コストが重く圧し掛かってきます。

「そんなコストなんて問題にならないぐらい稼いでるぜ!」

って人なら気にしなくていいかも知れませんが、月単位でトントンとか、利益が残りにくいと感じているのであれば自分がどの程度のコストを払っているのかちゃんと計算してみてください。

思った以上に支払っているかも知れません。

今回の話を総括すると、このような局面では利を伸ばす事より勝率重視でサクサクトレードする方が期待値は高くなるが、だからと言ってスキャルピングのようなことはやるべきではない。つまりバランスが大事であると。

例えば白丸のようなところで反応取りするようなエントリーをし、20~30pips程度をサクッと頂くようなトレードなら高い勝率を維持しつつコストもそれほど気にならないトレードが出来ると思います。

また、状況に応じ半分だけ決済して利益を確保しつつ残りをもっと伸ばす・・・というチャレンジも有りです。

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