2024年2月のお知らせ
『日足？4時間足？どの時間足で分析すべき？ドル円、ポンド円、ユーロ円その後』をセミナー受講者様へ配信致しました。ご確認お願いします。FXチャート解説
今週1週間分のドル円15分足です。これだけですと状況が分かりませんね。
30分足にして9月1日からの表示にしてみます。
9月1日はアメリカの失業率が予想を上回り、更に同時刻の発表でカナダのGDPが予想を下回ったことでドル円が急落しましたが、その後いってこいの倍返し。高値引けで終わりました。
つまり悪い結果が出たので「みんな売るだろう」という思惑が働き一瞬下げたけど、これから先も下がり続けるとは思っていないと。
ところでみなさん、美人投票ってご存知でしょうか？
元々はケインズがプロの投資行動を喩えたのが始まりですが、まず100枚の女性の写真を新聞に掲載します。それぞれの写真には番号が振られています。もちろん1~100です。
購読者はその中から好みの女性を6人選びハガキにその数字を書いて投函します。自分の選んだ女性が投票者全体の平均的な好みと最も近い人には賞金が出ます。
新聞購読者から送られてきた投票番号を集計し、ランク付けをし、上位6人を選んだ人に賞が与えられると。上位6人全てを当てた人が居なければ最も多い人ですね。
みなさんがこの投票に参加するとしたら何を考えるでしょうか？自分の思う好みの女性を素直に6枚選びますでしょうか？
賞金なんて要らない・・・というならそうするかも知れませんが、賞金が喉から手が出るほど欲しい場合は？みんなが誰を選びそうか予想したり分析したりするのではないでしょうか。
「俺はこういうのタイプじゃないけど、今流行ってるからな～犬系女子」とか（笑）
この思考や行動が投資・トレードに似ていると。
本音では「ドル円が下がるとは思ってないが、でも一時的に売るだろうな～」と多くのトレーダーが思っていたらこのようなチャートパターンになるかと思います。
もちろんそこにはAIなどの機械トレードも含まれますので、その動きはより顕著になります。
AIも「この指標を切っ掛けにドル円の下落が本格化するとは思ってないが、でも一時的に下がるだろうな～」とか考えてるかも知れませんｗ
で、週が明けて火曜日まで上昇した訳ですがこの辺は前回お話したかと思います。
そして今週の月曜日。大きく窓を開けて始まった後、その日のうちには窓を埋めず下落して行った訳ですが、その下落が止まった場所が先程の波の半値の場所。本当に良く効きます。
もう状況は分かったと思いますので今週だけのチャートに戻ります。
5分足や1分足に拡大しなくても見えると思いますが・・・初心者の方もいらっしゃるかも知れないので1分足で表示します。
146円キリ番で何度も止められているのが分かると思います。最も早いのは①ですね。キリ番にタッチしてから黄色い線を上抜けたので「よし！トレンド転換だ！」として次の押しでロング。
結果はご覧の通り。ストップに余裕を持たせてる人はギリ大丈夫だったかもしれませんが。次は②で、これはストップ狩りを利用したエントリーになります。
①でトレンド転換したことを確認したが、大きく窓を開けて130pips以上も下落してきた。それがこんな綺麗なチャートパターンでアッサリ転換するか？転換するにしてももう少し荒れるのではないか？ダマシとか発生するんじゃないか？
という慎重派が「①で形成された安値の下にストップが溜まってるんじゃないか？」と考え、そこに罠を仕掛ける。次は③ですね。
②のストップ狩りの後、半値以上戻しつつゆっくり落ちてきているので「もうこれ以上待つのは待ち過ぎだろう！慎重過ぎだろう！稼ぐためにはリスク取らな！」って感じかと。
次の④は①～③のトリプルボトムを確認し、そのネックを上にブレイクしてからの超慎重派・・・ですが初心者はこれぐらいで丁度いいと思います。①～③は正直上級者向けです。初心者がいきなりマネしようとすると損切りだらけになると思います。
しかし④の押しは浅いので入りそびれるかも知れません。その場合は最初の15分足に戻りますが⑤でのトライになります。
146円でトリプルボトムを形成し、その後しっかり上昇したことは⑤の時点では明らかですがどの目標にも到達していません。大局でも買い優勢。なのでこの押しをチャンスと考えます。
5分足に切り替えます。説明不要ですね。
問題なのは時間だけです。ここで新規エントリーするということはオーバーナイト前提になりますのでスイングトレーダー向けのチャンスですね。
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