収入を安定させ資金曲線を滑らかにする方法2023年8月21日~8月25日

2024年2月のお知らせ

『日足?4時間足?どの時間足で分析すべき?ドル円、ポンド円、ユーロ円その後』をセミナー受講者様へ配信致しました。ご確認お願いします。

FXチャート解説

日足の状況は先週と変わらず抵抗ゾーンの中で揉み合ったまま決着が付かずに終わりました。これが何を意味するのか?答えを言うのは簡単ですが、現在どういう状況にあるのか?今後の展開としてどのような値動きが考えられるか?ご自身の仮説を立ててみてください。

過去と現在の点と点を線で結び、それを延長して未来の場所を推測するようなイメージです。そしてここからが重要なのですが、初心者にありがちなのは仮説を立ててそれが「当たった!外れた!」で一喜一憂して終わってしまうことです。

「予想が当たった!俺って天才!」とか「なんで外れたんだろう・・・」と落ち込んでみたり。

FXの短期トレードで稼ぐために仮説を立てる・・・その目的はもちろん現在どちらに優位性があるのか?どこへ向かっているのか?などの展開を推測し、それに賭けることは間違いないのですが、それが当たった外れたは然程重要ではないのです。

もう一度言います。自分の立てた仮説が当たったか?外れたか?というのは重要ではない・・・ということが重要。

「何言ってるかちょっと分からない」ですか?

初心者は自分の立てた仮説が当たったか外れたかで一喜一憂し、当たると「チャートの見方が分かってきたかも!」と喜び、外れると「何がダメだったんだろう」と落ち込む。この反応が間違っているということです。

ではどう反応するのが正しいのか?

FXでチャート分析をする際、何かしらの根拠があって仮説を立てたり今後の展開を推測することになるかと思いますが、マーケットの原理原則、人間心理など正しい知識に基づいて分析し仮説を立てたにも関わらずそれが崩れた・・・ってことはテクニカルを超えた強い力が働いたんだな、流れが変わったんだな。じゃあ仮説を立て直さないと・・・

これが正しい反応です。

サポートされるはずの場所でサポートされなかった・・・ってことは?のように新しい事実に基づいて仮説を立て直す。そして現状ではどちらに優位性があるのか?どこへ向かっているのか?を把握し、状況が崩れたら再び見直しをする。これを繰り返すことで常に優位性の高いトレードを繰り返せるようになります。

また、初心者にありがちなのが「優位性が高い=勝率100%」と履き違えてしまうこと。

優位性が高いはずなのに勝てなかった!なんで!?

「なんで!?」じゃありません。たとえ勝率が90%でも負ける可能性は10%ある訳で、優位性とはどちらかと言うと有利ってだけで必ずそうなる!って意味じゃありませんからね。

ってことを踏まえて日足の現状把握と今後の展開を推測してみてください。仮説は1つとは限りません。複数の仮説を立てておくことでどのような展開になっても慌てずに済むようになります。

前置きが超長くなりましたが、日足レベルでは抵抗ゾーンに潜っており、直近の上昇トレンドとの攻防が続いているドル円を15分足で表示。

火曜日にWトップを形成し、抵抗ゾーンの圧力で押し戻されましたが後半に頑張って再びその高値まで戻しています。パウエルFRB議長の発言で荒れたりもしましたが、結局この場所を確りと抜くことが出来なかったことから、この場所が重要なポイントであることが窺えます。

その火曜日の5分足はこんな感じ。早朝に前日高値を超えようと頑張りましたが息切れ。その後ネックラインを下に確り抜け、波のバランスも良いのでショートを考える局面かと思います。

候補はいくつかありますが、①で入った場合、目標としている値幅にも寄りますがある程度含み益が乗ってから全戻ししていますので途中で撤退し、薄利で終わってしまったかも知れません。

①を見逃して②で入れた方はラッキーですが、②で入るような人は既に①で入ってるはずなのでそれは難しいと思います。

ここで初心者の方は「え?①でショートして放置しておけば良くね?」って思うかも知れません。

はい。それでもいいです。ただし前回の記事でお話したような、負けトレードを勝ちに変換したり、勝率を100%にしたり・・・のようなメリットは享受できなくなります。

①でショートし、放置していたら利益になった・・・今回はそうかも知れませんが・・・ってやつですよね。

どちらが正しいって答えはありませんが、一時的な大きな利益より、成績を安定させ資金曲線を滑らかにすることを優先したいのであれば前回の記事のようなトレードを目指す必要があります。

③に関してはそのような悩みは発生しないと思いますが、時間的にちょっと遅いのでスイングトレーダー向けのエントリーポイントになるかと思います。

水曜も似たような状況ですね。前日安値をブレイクする前に攻防が起こり、それを抜けたことを確認してから後出しジャンケン。

①でショートした場合、今回は直近安値に到達してから戻ってきているので薄利撤退にはならなかったと思います。もちろん狙う値幅に寄りますが。

その後再びボックスまで戻り、1分足レベルのヘッドアンドショルダーを形成。その後、アメリカの新築住宅販売件数も手伝って急落していますがこれを予測することは難しいです。

初心者は「この急落を獲りたかった・・・」ってなると思いますが、何度も言うようですがその気持ちがある限り成績を安定させることは出来ません。

初心者が目を奪われるような値動きばかりをいくら分析してもチャートを読み取る能力は向上しません。何故ならそう言う値動きはテクニカルを無視していることが比較的多いからです。

例えば②でショートし、半分を直近安値で決済してある程度の利益を確保し、残り半分をちょっとお遊びで放置してたら結果的に大きく獲れた!

これはありです。利益を確保しつつ、お遊び・・・つまりギャンブルだと分かっていてやっているので。上位足などで環境認識をして、「もしかしたらここまで伸びるかも?」という根拠があれば尚更いいです。

これが分かってくると、資金曲線が滑らかの右肩上がりになってきます。

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