参加者の思惑を利用して稼ぐ!テクニカルが機能する理由2023年7月31日~8月4日

2024年2月のお知らせ

『日足?4時間足?どの時間足で分析すべき?ドル円、ポンド円、ユーロ円その後』をセミナー受講者様へ配信致しました。ご確認お願いします。

FXチャート解説

ドル円15分足

先週末は中央銀行の会見連発で荒れましたが、結局元のトレンドに戻りました。会見前の状況といえば上昇トレンドの調整、つまり下落が終わり再び上昇に転じたところでした。

そして金曜日の日銀会見で荒れた後、高値引けで終わったと。

先週末の5分足で振り返ってみましょう。

説明不要ですね。ECBの会見による思惑で急落した後、このスタート地点が翌日の日銀会見でも意識され再び急落した後、またこのスタート地点まで戻ってきて引けました。

ここから何が読み取れるでしょうか?

まずは事実としてECB会見から金曜日の引けまでの間に売られたポジションと買われたポジションのサイズが同じと言うことが分かります。

つまり参加者の思惑を平均すると、この会見により「これまでの流れが変わる!」とは思っていないってことです。一人一人のトレーダーの思惑はもちろん分かりませんが、平均するとゼロサムになると。機械やAIのような自動売買も含めてです。

我々が相手にしているのはAIなどを含めた参加者の思惑です。チャートとはその思惑を映し出す鏡で、だからチャートを使ったテクニカル分析が機能すると。

なのでチャートを見るとき画面の向こう側にいる参加者の平均的な思惑を想像すると、今回のように大きく荒れた場合でも「なんだ、結局元の流れに戻るのね」と冷静に分析することが出来ます。

ということを理解した上で再び今週の15分足を見てみましょう。

先週末に高値引けで終わったにも関わらず上昇して始まりました。最初のチャンスは1分足レベルの押し目買い。

上位足(15分)で明確な上昇トレンドを形成している中で短期足(1分)に切り替えタイミングを計る・・・なんの問題もありませんね。

念のため言っておきますが、普段みなさんがどの時間足の組み合わせやどんなサイズの波を相手にしているかによって入れる場所やタイミングは当然異なりますので、今回解説する場所で入れなかったからと言って気に病む必要はありません。

私の解説は基本的にデイトレーダー向けですが、ご存知の通りデイトレーダーにも様々なタイプの方がいらっしゃいます。

1分足を使う人、使わない人。5分足を基準にしている人、30分足を基準にしている人。会社に通いながら日中もトレードしている人、夜だけトレードしている人。

このブログをご覧になっている方の中にはスイングトレーダーも結構いらっしゃいます。

ということなので1つの基準に特化せず、ある時は5分足を基準に、ある時は30分足を基準に・・・といった具合に包括的に解説しています・・・ので、私が解説する全てのポイントでエントリーしましょうということではありませんので予めご了承ください。

チャートに戻ります。

7月31日2つ目のポイントも1分足レベルですね。142円キリ番をシッカリ抜けた後の押し。ダブルトップ崩れのフラッグを形成しながらゆっくり落ちてきているのでこれも問題ないでしょう。

直近高値まで50pips近くあるので20~30pips獲れれば御の字です。

8月1日はこれといったチャンスはありませんね。

前日の高値が強く意識され長いレンジになっています。スキャルパーならこのレンジを利用してちょこまかやるのかも知れませんが。

で、そのレンジを上に抜けた後ですが落ちてこなかったのでどうしようもありません。

そして8月2日のオセアニア時間に前日の5分足レベルのレンジ、月曜日の高値まで落ちて来ました。落ちてくるスピードがそれまでに比べて速いので短期足でチャートパターンを確認してから・・・ですね。

高値には届きませんでしたが値幅が60pips以上あるので分割決済などで利益になるか、少なくとも損することは無いでしょう。

その後、高値に届くことなく15分足レベルのフラッグを形成しながら15分足レベルのレンジまで落ちて来ました。フラクタルしてますね。

同日中には直近高値に到達しませんでしたが100pips以上ありますし十分でしょう。一直線に上昇したのでメンタルが揺さぶられることもなかったと思います。

8月3日、高値を少しだけ更新し急落。この予兆に気付けたトレーダーはどれぐらい居ますでしょうか?

月曜日に高値更新、火曜日も高値更新、水曜日高値更新成らず15分足レベルの深い押し・・・と来れば買い圧力が弱まっているという事実を知ることが出来ます。

こう解説すると「じゃあ木曜日にトレンド転換するんですね!」のようにすぐ未来を知ろうと脊髄反射する人いるのですが、大切なのは事実確認を積み重ねながら現状把握をすることで、未来を予想することではありません。

では何のために現状把握をするのか?というと、その瞬間瞬間でどちらに優位性があるのか?を知るためで、その優位性というのも「必ずこうなる!」ではなく『確率的に少し優位である』という程度に過ぎません。

その確率というのも50%を超えるのような単純な物ではなく、確率は30%程度だけど上手く行った時の利益が大きいのでトータルでプラスになるのような、いわゆる期待値がプラスであるという意味です。

そんな中で今回は予兆通りトレンド転換したというだけ。しかし木曜日の段階ではトレンド転換の兆候が出ただけでまだ確定してませんのでまずはレンジ、または深い押しを疑います。

その後、深い押しどころか15分足レベルの直近安値に到達。時間的に遅いのでここでの新規エントリーは余りお勧めしません。

この直近安値に到達する少し前に反応した場所ありますが、その前に5分足レベルのレンジが形成されているのでここでのロングは優位性が低いです。壁に向かってボールを投げるようなものなので跳ね返ってくる可能性が高い。

逆にそれを利用してショートをするのもありですが、その場合1分足レベルでの話になります。

8月4日金曜日

前日安値圏で引けたのでまず戻り売りを考えます。15分足レベルのレンジ、または大きな戻りになる可能性も視野に入れつつ慎重にタイミングを計ります。

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