トレンド転換とフラクタルと損切りの考え方2023年7月17日

2024年2月のお知らせ

『日足?4時間足?どの時間足で分析すべき?ドル円、ポンド円、ユーロ円その後』をセミナー受講者様へ配信致しました。ご確認お願いします。

FXチャート解説

145円で反落した後、「日足レベルでの次のターゲットは138円付近である」とセミナーでお話ししました。

そして先週の木曜日、その138円台で一旦止まりレンジになり取り敢えず『仮説通り』の値動きになったことを確認した訳ですが、ここで慌てて「じゃあトレンド転換するんですね!ロング!」とやるのは時期尚早です。

ドル円5分足

先週の金曜日(左側)、確かに仮説通りトレンド転換し、138円より下で「トレンド転換するんですね!ロング!」とやった人は儲かったかも知れませんが、それは今回だけと思って下さい。続けていたら負けます。

何故なら直近の流れに逆らっているからです。木曜日に一旦止まりレンジを形成しましたが、翌日そのレンジを下にブレイクして始まりました。この時点では下落トレンド継続と判断するのが正しい。

但し上位足を見ると「そろそろ反転するかな?」ってゾーンでもあるので悩ましいのは理解出来ます。確かに難しいポイントです。

悩ましい…どっちか分からん…という場合は様子見するのもありです。つまり金曜日はノートレでも問題ないと。

また、直近の流れに従い138円の下でショートするのも間違いではありません。今回は損切りになってしまうかも知れませんが、トレンドに従って負けたのであれば仕方ありません。負ける確率の方が低い訳ですから、続けていれば利益は残ります。

何故そんなことが言えるのか?トレンド転換するとき、例えば直近で言うと145円で反転したときの値動きを思い出してください。

このような乱高下が1週間続きました。この後トレンド転換し下落する訳ですが、直近の流れに従い、例えば高リスクと書かれているような危険な場所でロングしたとしても一旦は含み益になるので撤退の余地はありますよね。あわよくば利益を残すことも出来る。

話を今回のチャートに戻しますが、ということなので138円の下で戻り売りするのはそれ程悪いことではないと。

殆どのトレーダーが【損切り=間違い】と捉えています。そしてその間違った価値観が長いトンネルから抜け出せない理由でもあります。

何故なら、間違っていないことを間違いだと認識し、それを何とかしようと努力するからです。それは無駄な努力ではなく、努力すればするほど悪い結果を引き起こす【間違った努力】です。

本当は正しいことをしているのに、それは間違っている!と決め付けてしまったら何が正しいのか分からなくなってしまいますよね。

なので、トンネルから抜け出せない人は、まず【損切り=間違い】とは限らない…という視点でご自身のトレード結果を振り返り分析してみてください。

上位足を見て「そろそろロング?」と思っていたとしても、黄色いラインを上にブレイクした後です。

押しが浅いので損切り覚悟のトレード回数重視型積極派トレーダー以外の方はロング出来なかったかも知れませんが。

そして週が明けた本日17日月曜日。木曜日はレンジ、金曜日は下振りからの上昇で終わり、その後ずるずる下落してきたのでこれを利用して押し目買いすればいいと。

但し!今日は【但し!】が多いですが、「これでトレンド転換成立!次の目標へ向かってGo!」って訳ではありません。

30分足などで確認すると、イマイチ勢いが足りないと思いませんか?しばらくレンジが続きそうな感じしません?

セミナーをご覧の方はもうお分かりかと思いますが、これが所謂フラクタルってやつです。

先週木曜日に5分足で確認したレンジのような値動きが30分足に波及したと。

先週木曜日の5分足と本日を含む30分足


どうですか?似てますよね。

長くなりましたのでこの辺で終わりたいと思います。

FX最後の教材~The Last Seminar~

FX最後の教材~The Last Seminar~

人生が変わるFX手法…ついに完成!
セミナー講師による最初で最後の動画コンテンツを大ボリュームでお届け!